
異世界ものでのんびり農業。
原作でもにじみ出ている世界観(箱庭感)が楽しめそうな作品です。
【Weeklyアニメ】では1話ごとに感想を書き綴っていきます。
異世界のんびり農家 作品情報
原作
「内藤騎之介」によるライトノベル。
イントロダクション
孤独な闘病生活の末、命を落とした街尾火楽(ヒラク)。
神様から第二の人生を与えられ、念願の農業生活を始めようと意気込むが……
身体一つで送り出されたのは、魔物だらけの深い森のど真ん中。頼りになるのは、前世で得た知識と、神様から授かった「万能農具」の力のみ。
それでも試行錯誤しながら自分の土地を切り拓いていく火楽のもとには、
吸血鬼やエルフに天使、果てはドラゴンまでが集い、やがて彼の住処は村へと発展していく。のんびりほどほど賑やかに、楽しくドタバタ和やかに、
TVアニメ「異世界のんびり農家」公式サイト Summaryより
笑顔の絶えない異世界農業ライフ、「大樹の村」へ、ようこそ!
感想
第一話「万能農具」

神のミスにより若くして命を落とした街尾火楽。
農業をやってみたいと、神様に人があまり来ない森の中に転生させてもらった。
健康な体と万能農具を貰って。
そして森の中で目が覚める・・・おい、森の中に放り出されるってどんなハードモードだよ。
火楽にとっては動く体が嬉しいらしいけど。
そして近くにそびえる大樹の元を拠点として、色々作り出す。
水脈、トイレ、建物、畑、そして・・・突っ込んでくる獲物の兎。
生きるための最低限はどうにかなりそうだで安心。
・・・いやいや「建物」、スルーしそうになったけど、一人でどうやって建てたんだヨ!
そして犬(インフェルノウルフ)の「クロ」「ユキ」。
※まーぶる原作読んでるのでちょっとネタバレ。ゴメーンネ!
肉の効果は抜群なようで、ずいぶん簡単に懐いたな。
さてこれからどんな風に畑が発展していくのか。(原作と同じかな?アニメオリジナルになるかな?)
楽しみだ!
第二話「第一村人」

「死の森」「神だってミスはするのだ」。
オープニングテーマより前に重い発言・・・火楽大丈夫か。
今回は畑で果物を作ることに。
念じて畑を耕せばその作物ができるって、どういう原理なのか。
万能なのは農具だけな気もするけどね!
今回は新たな同居人である「ザブトン」「ルー」が登場。
ザブトンは布製品を作ってくれるし、開拓地が段々文明的になってきたね。
ルーは吸血鬼で、異世界に転生し初めての人型の仲間。
犬とか蜘蛛とかペット(?)が居たとしても一人じゃ寂しいもんね。
それにしてもいきなりルーにプロポーズとかすごいね。
最初は言葉の綾だったかもしれないけど、前世でできなかったことを積極的にやろうとする意識の表れかもしれないね。
第三話「同居人 続々」

火楽、痛恨!塩と出会っていたのに気づかず!
確かに1話見返すと地面に塩の層が描かれていたね。
今回は住人が大幅に増える回でした。
天使族の「ティア」に、ハイエルフの「リア」以下7名。
リア達は建築もできるし鍛冶もできる。
パンも作れるなんて最高。
火楽の言葉を借りれば、文化的な生活に近づいてきたね。
人でも多くて畑も順調。
ティアは・・・あれ、住人になってからリア達を連れてきた以外何かしたっけ?
もちろん畑の収穫とかはやっているけど。
(原作では強いはずだけど、その場面はまだ描かれてないね)
さて、人も増えてきたし賑やかになってきた。
次回はどんな風に発展するのかな?
第四話「水路は暮らしを充実させる」

今回の火楽さんが作ったものは水路。
インフラの重要施設。
そして水路ができたので、米とお風呂を異世界に。
やっぱり(元)日本人ならこの二つは外せない。
米はご飯として食べられるまでの手間がかなり掛かってる。
それでも食べたかったということなのだろうね。
風呂も作って生活が豊かになってきた。
でも、何だろう…火楽が皆と風呂入ってるの見て、赤い涙が目から(;つД`)ウラヤマ
最後はクロ視点の火楽と出会うまでの話。
結論、強いけどまぁ今はただの犬だね!
第五話「カレーと越冬」

ハイエルフの住人が増えたことにより、建築できる人数が増え火楽の家もグレードアップ。
というか、ログハウスのお屋敷みたいになってる。
この世界のハイエルフ恐るべし。
前半はサブタイトルの通り、スパイスを使用する本格的なカレーを作ることに。
それにしてもスパイスカレーの詳細な作り方なんてよく覚えてるな。
まーぶるはルーを使うカレーすら作り方怪しいな(~_~;)
後半は越冬のための準備、布団や食料など色々用意するものはある。
人数が増えたから単純に準備量も多くなるね。
そして引きこもってる間の娯楽の開発。
ボード系のゲームは暇つぶしにはもってこいだけど、、、インフェルノウルフたちの理解力が怖い。
特にクロ、めっちゃ強い。
最後は冬が終わり穏やかな季節がくる気配がやってきて…ワイバーンの襲撃!
どうなる!?
第六話「村です」

襲撃してきたワイバーンを2撃(最初から命中すれば1撃?)で倒すとか、火楽チートすぎる力だ。
万能農具も槍になるとか、、、農具か?
1話でも農具と言うには厳しい虫眼鏡になっていたから、単純な作りのアイテムになら変形できるという理解にしておこう。
それにしてもワイバーンの強さって他国がそんなに恐れるほどなのね。
それをアッサリ倒した火楽もそりゃ警戒されるわけだ。
ワイバーン撃退後は、ワインを作るべくブドウの収穫!
ってかハイエルフさんたちや、その働くときの歌、ちょっとテンポ早すぎじゃね?
そのスピードじゃ確実に作業詰まる人が・・・あぁハイエルフさんたち優秀でしたね(*´ω`)
ルーのいとこであるフローラも家臣?を引き連れやってきて、マイノリティのティアも対抗して仲間を連れてきて、とても賑やかだ。
そして、村の名前も「大樹の村」に決定。
確かに自分で拓いた村の名前が「死の村」は嫌だ(;゚Д゚)
第七話「おもてなしの心」

大樹の村へ、魔王国からの使者であるビーゼルがやってきて交渉をする火楽。
その絶妙な匙加減に周りの絶大な火楽への信頼が伺える。
だけど本人は絶対に全て理解してないだろ・・・けど結果オーライってことで。
そして、大混乱に陥る魔王軍四天王。
この世界の魔王軍は弱いのか、火楽の周りが強すぎるのか。
次に来訪するのはドラゴンのドライム。
来訪の理由がご近所のご挨拶。
しかも手土産を持参し、ちょいちょい来るとか。
いやいや、この世界平和だな。
来訪する彼らはちょっと緊張してるっぽいけど、魔王軍にドラゴンが挨拶に来るとかどんだけなのか。
更には隣(というには遠いけど)のハウリン村から交易のためのガルフ達も。
ちょっと警戒心が強かったけど、やっぱり有効な隣人だ。
まだまだ大樹の村は発展しそうだね。
第八話「研究者と二人のお嬢さま」

大樹の村へ、火楽やっぱり最強。
皆殺し天使も1撃で倒せないグラップラーベア、ブラッディバイパーを簡単にサクっと倒してしまうとは。
しかも食べてみたいからとか。
住人関係では、エルダードワーフのドノバン達、ドラゴンのラスティムーン、ビーゼルの娘フラウレム。
まだまだ人口は増える増える。
外交官なる役職も増えたし、色々村としての体裁が充実してきたね。
食事もマヨネーズの作成やや味噌の研究(未完成)など発展している。
マヨができれば油物と相性最高だもんね。
塩が無いと嘆いた頃を考えれば十分な進歩。
くっ、から揚げ食べたくなってきたぜ。。
第九話「商人とドラゴン」

大樹の村で初めての裁判で、被告は、、、酒スライム!
でもスライムは反省しないとの意見が出て無罪に。
皆が納得すればいいと思うけど、、、ほんとにそれでいいのか?
まぁペット的なポジションでちょっとかわいいかもね、勝手に酒を飲まなければ。
秋口、食欲が増す季節ということで鍋用に海産物を調達することに。
そして紳士的な商人であるゴロウン商会会頭と取引が開始するが、魔王国四天王同様、ゴロウンも超絶ハイレベルな人物たちに囲まれ胃が大変そう・・・。
でもよくよく考えると、ドラゴン以外は人間と同じサイズで見た目からは圧感じないよね。
この世界の人間には、オーラ的な物が見えるのか。
ゴロウンサイドから見たストーリーがそうなのかな。。。
後半は、ドラゴンのハクレン登場。
ドラゴンってだけで畏怖の対象なのに、おいたしたハクレンの(人化した)その顔面にアイアンクローできる火楽、やっぱり最強だね。
更にはラミア族も登場。
クロたちの子供が攻略をしたダンジョンに住んでいたらしく、降参して配下になると。
ラミア便という配達者として活躍してもらえることになり通常輸送も手が増えたね。
順調に発展している大樹の村だけど、、、魔王国の王姫様が何やら不穏なたくらみを。
どうなる大樹の村!どうなる火楽!
第十話「王姫ユーリ」

王姫ユーリ(権力バカトリオ?)の企みは、ラミア族の活躍(?)により防がれた!
というか、大木を折って振り回して投げつけただけかな。
それでも普通の魔王国の人には破壊力抜群だったようで。。。
心の折れた権力バカトリオ改め「文官娘」は、当初はこの世の終わりのような顔をしていたけど、すっかり馴染んで村の一員に。
むしろ主であるユーリを放って、自分たちだけぬくぬくと過ごそうとか。
やっぱ貴族は神経図太くないとね!
後半最初はドラゴン族の関係性が分かる話。
二つ名を持ったっ有名なドラゴンたちが血族だったと、本人(本ドラゴン?)たち以外は知らない様子だけど、それがハクレン・ラスティの口からあっさりと。
物知りそうな住人たちも知らないとなると、本当に知られてなかったんだね。
更には新た住人である山エルフがハクレンに連れられ到着。
狩りとか山での生活が得意そうなのに、死の森では力不足。(~_~;)ザンネン
でも陶器の原料である粘土質の確保や、陶器制作で大活躍。
新たな特技持ちが増えて、大樹の村がますます発展していくね!
そしてルーがなんとおめでた!おめでとう!!
第十一話「日々と始祖さまと」

火楽と仲間達の村での生活も随分とこなれてきたね。
ルーティンというべきか、一日の行動がだいたい決まってきて社会生活をしているという感じがするね。
火楽の目を通して各種族の一日が分かる感じで役割が分かりやすいね。
そしてこんな最後の方にもまだまだ新キャラが。
吸血鬼の始祖様現る!
大樹の木の下にある創造神の像が神々しすぎて、挨拶もなしに村に入ってひれ伏してしまったとは。
そういえば、うっかり神様がいるんだったねこの世界、忘れてたよ。
しかも火楽の作った像が神様を体現しているとは・・・火楽の才能がすごすぎる。
彫刻の「技術」も万能農具のおかげ、、、いやいや「農具」だよね。
神様が授けた隠しスキルとでも思っておこう。
それにしても吸血鬼がちょっと変わった体質だけど頑張るように、って。
そんな設定で種族ができるのか。。。
第十二話「誕生」

ルーが妊娠してお酒を控えていることから、村のみんなもお酒を控えることに。
なんて仲間想いな人たちなんだろう。
いい仲間に巡り合えたもんだよね。
でも、、、誰か妊娠するたびにお酒控えてたら、今後全然飲めなくなるんじゃ・・・(*´ω`)
そして意外なところに影響が。
ドノバン達は消費が少なくなった酒に飽きられたかと落ち込んでしまう。
ホウレンソウは大切だね!
ついにその日が。
ルーが出産し、火楽の子供が無事生まれた!
母子ともに無事で良かったね。
しばらくして世話になっている皆にお返しをしようと、褒章メダルなるものを用意する火楽。
要望や交換に使えるメダルらしいが、、、獣人族の女の子、子供が欲しいとか、やるな(*´ω`)
終盤、待ちに待ったお酒解禁日がやってきた。
ドノバンに言われてルーが木槌をもってやってきた。
なるほど、鏡開きみたいなことをするためか、ドノバン達粋だね!
でも、木槌やけにでかくないか??
ルーの出産前に火楽が持ってたけど、片手で軽々って感じだった気が・・まぁ気のせいかな!
最後は他の場所から移住希望者を受け入れる話に。
大樹の村2号ができるのかな?
まだまだ火楽の活躍は留まることを知らななそうだ!
まとめ
まったりのんびり農家をしつつ、村を発展させていく異世界転生系アニメでした。
敵や危機などといった要素はほとんどなく、せいぜいがはぐれワイバーンや野生のモンスター、時々の来訪者(ルーとかハクレンとか)のみで、ずっと農家をやっている火楽にしてみれば楽園のような生活が描かれていました。
タイトルに偽りなし、のんびりした世界観がアニメでも表現されていました。
まーぶるは原作を読んでいるので、ちょいちょい端折られているところなど気になる部分も見受けられましたが、概ね想像道理の展開、というか原作のストーリーになぞられて進んでいきました。
(女性たちの夜襲はアニメではマイルドな表現となっていましたね。)
原作はまだまだ続いていますので、この先の火楽の活躍も見たいところです。
しかし、住人や新規登場人物、村などが増えていくだけで、本作とあまり変化のない話がつづられて飽きられるくらいなら、ここで終わりにするのも手かと思います。
気になる方は原作を購入してみてはいかがでしょうか。
ではこの辺で!