ライトノベル

【ラノベ】俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~ 第1巻 感想・評価

出典:あまうい白一(2016年)「俺の家が魔力スポットだった件」
ダッシュエックス文庫

まーぶるです。

今回は「俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~」第1巻の感想・評価です。

若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。

俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~ 作品情報

原作

著者「あまうい白一」イラスト「鍋島テツヒロ」によるライトノベル。

俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~ 第1巻 序盤あらすじ

※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
 間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)


目が覚めるとそこは異世界であった。

忘年会で疲れてそのまま寝てしまっただけなのに、朝起きて開け放たれた玄関の外は鬱蒼とした森の中でドラゴンまで飛んでいる。

おまけに三角帽子の魔女のような奴らまで騒いでうるさいので、怒鳴ってみたらで皆吹き飛ばされて逃げていく・・・と思ったら竜に追いかけられて戻ってきた。

こっちは眠いのにうるさい連中だ。

さっきより怒気を強めて怒鳴ったら、更に強い暴風と魔力の渦が吹き荒れ魔女と竜を吹き飛ばした。
特に衝撃をまともに受けた竜を倒してしまった。

魔女たちに竜の片付けを命じ、再度眠ったが優しい声に起こされる。

なんとかわいい和服の女の子が膝枕してくれていた。
彼女の名は「サクラ」。
主人公が住む築60年の家の精霊で、転移し魔力が濃くなったため顕現できるようになったらしい。

かわいい同居人との生活や第二王女との交流、竜王との戦い、時々農業(ウッドゴーレム作り含む)をしながら、ダイチの新たな生活が幕を開ける!

俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~ おすすめポイント!

おすすめポイント!

 ・ 圧倒的魔力のダイチ!!

 ・ 子作り!?いえ、増築です!!

 ・ お漏らしお姫様!!

圧倒的魔力のダイチ!!

まずは主人公であるダイチの圧倒的な魔力です。

ダイチが住んでいた転移前の家(サクラ)と土地は、魔力をため込む魔力スポットでした。
そのおかげで、場所だけでなくダイチの体にもものすごい魔力がため込まれています。

召喚され初めて出会ったディアネイアたちも、一喝しただけで暴風が吹き荒れ吹き飛ばしてしまうほど。
さらにはもう少し怒気を含めて二連続で叫んだところ、暴風と魔力の渦が吹き荒れ直撃した竜を倒してしまうほど。
巻き込まれたディアネイアたち、よく無事だったね。。。

次に魔女たちと竜との闘い(?)で荒れ果てた庭を、リンゴの種を埋めてサクラの協力を得て魔力を流すだけで一瞬で大木にしてしまいます。
しかも赤々とした実もつけることができ、リンゴの無限回収ができるようになります。
もしかして別の食べ物の種があったら同じことができるのかもしれません。

さらには、お肉が食べたいと小さい竜を狙って魔力をぶつけ撃ち落としてしまうという荒業も行います。
その際に竜の足止め(飛び止め?)のため、リンゴの木を劇的に成長させ高く伸ばし竜の進路を塞いでしまうというスゴ技も披露します。
リンゴの木を超成長させられるようになってから、あまり時間がたたずに魔力とリンゴの木を使いこなすのは才能ですね。

なおダイチが狩った竜は「極飛竜」で、飛竜としては最上位クラスですが、本人は全くは気づいていません。

その後もリンゴの木を使ってウッドゴーレムを作ったり、ダイチに勝負を挑んできた竜王を叩きのめしたり、ダイチの魔力はこの世界に存在するあらゆる生き物より遥かに多いことが分かります。

やっぱり異世界物の主人公は無敵設定が多いです。

子作り!?いえ、増築です!!

使いすぎた魔力を回復させるには、時間経過のほかに三大欲求を満たすことで回復ができるようです。
またどの欲求で回復できるかは個体差があり、竜王ヘスティなどは睡眠で回復するようです。

ダイチの家の精霊「サクラ」は、なんと「性欲」で魔力を回復するタイプです。
ナントケシカラン!!

ある日、ダイチはリンゴ畑と侵入者撃退用のトラップを多く作り上げます。
以前からウッドゴーレムの改良や、リンゴの成長など魔力を使っていたのですが、サクラと同調し、魔力も使わせ続けていたため、ついに魔力を消耗させてしまいます。

そんな時に放ったサクラの一言が「性欲、を満たしてもらう必要があります」という衝撃的なものでした。
そしてダイチはサクラの魔力回復のため、そのまま体を求め合います。
・・・もう男なら目から血の涙が出てきそうなくらい羨ましいシチュエーション。。。

と、ここまではよくあるモテる主人公の王道パターンの話なのですが、違ったのはサクラは「家の精霊」であるということ。
「私は家の精霊ですから。子供だって家ですよ。」

ちょっと理解が追いつきませんでしたが、つまり家に魔力を込めると増築されるってことですか?(意味不明)

こんな生活をしていたら7階建になっていたってもう驚きませんとも、ええ驚きません。
(あ、目から赤い涙が・・・)

お漏らしお姫様!!

「お漏らしお姫様=ディアネイア」のことです。

ダイチの魔力に急に触れた時、危機が去って脱力した時など、その強大すぎる力に体が恐怖を覚え、または力が抜けてお漏らしをしてしまうらしいです。

ダイチに一喝された最初の出会いの時、スプラッタになったモンスターを見たとき、自分の魔力にダイチの魔力を上乗せされ上級飛竜を倒した後・・・何回かやらかしてますね。

だけど、、、お姫様だよね??
「わが名は、ディアネイア・プロシア・メディスン。この国の第二王女だ。」って言ってるよね??
こんなにお漏らしキャラ設定にしちゃっていいの??

今後話が進むと解消されていくのだろうか。。。

個人的評価/感想

個人的評価

★★★★☆

・読みやすい文章!

・わかりやすい世界観!

・ストーリーが都合良すぎな気がする

感想

異世界転移ものとして主人公が最初から強いのはお約束で、その力を存分に発揮し夢想していくストーリーは爽快です。
特にピンチもなく最初から最後までずっと強く安心して見られます。

そして出てくるヒロインも魅力的。
和風お淑やか系のサクラ。
魔女っ子お姫様のディアネイア。
ロリッコ竜王のヘスティ。

タイプの違うかわいい子が多数出てきて、もう誰が一番いいかラノベなので想像しながら読んでいます。(冷静に書いた文章見ると、ちょっと「アレ」ですね。)

こういう系統のラノベは主人公が強すぎるため単調になりがちですが、本作品は比較的問題が発生しやすい話のため、飽きずに読むことができました。

ただちょっと都合がよすぎる展開が多くみられ(問題発生の直前にそれを解決する術を得るなど)、もうちょっと苦労して緩急を付けてもいいのではないかなと思う箇所もありました。

総じてなろう系が好きな人には伝わり、そうでない人にも読みやすい作品ではないかと感じました。

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