ライトノベル

【ラノベ】Only Sense Online オンリーセンス・オンライン 第1巻 感想・評価

出典:アロハ座長(2014年)
「Only Sense Online オンリーセンス・オンライン」
富士見ファンタジア文庫

まーぶるです。

今回は「Only Sense Online オンリーセンス・オンライン」第1巻の感想・評価です。

若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。

Only Sense Online オンリーセンス・オンライン 作品情報

原作

著者「アロハ座長」イラスト「ゆきさん」によるライトノベル。

Only Sense Online オンリーセンス・オンライン 第1巻 序盤あらすじ

※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
 間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)


夏休み初日、峻は友人である巧の家で夏休みの宿題強制消化を手伝わされていた。

すべては巧がonly oneプレイを謳い文句にβ版から話題を集めているVRMMO、Only Sense Onlineを夏休み2日目の正式オープンと同時にプレイするためだった。

峻は範囲が出た時からやっていた夏休みの宿題を巧の家に置いていき、その代わり巧からゲームプレイに必要なVRギアを貰う。

峻は一人暮らしをしている姉(静)と一緒に住んでいる妹(美羽)もβ版をプレイしており正式版もプレイすると巧から聞き、さっそく設定を始め正式オープンと同時にログインをする。

そしてセイ(静)・ミュウ(美羽)と待ち合わせをしている場所で話しかけるが、ミュウには「どちら様ですか?」と聞かれる始末。

なんと、リアルの体を基にしたキャラエディットに身体補正がかかっていた。
・・・主に女性の方へ。。

名前入力時に「SYUN(シュン)」をタイプミスし「YUN(ユン)」となっていることも判明し、キャラエディットからやり直そうとする峻だが、貴重な体験であると諭され、かつ姉に脅されそのままプレイすることに。

さらに隙間産業を狙ったサポート寄りの初期獲得センスは、ごみセンスと呼ばれるものばかりだった。

峻・・・いや、「ユンちゃん」は果たして無事VRMMOを楽しむことが出来るのだろうか。

Only Sense Online オンリーセンス・オンライン おすすめポイント!

おすすめポイント!

 ・ OSOのゲームシステムの特徴!!

 ・ 出会い、そして、出会い!!

 ・ 生産職バンザイ!!

OSOのゲームシステムの特徴!!

本作中舞台となるゲーム、オンリーセンス・オンラインは、そのゲームタイトル通り細かいセンスを設定することにより自分だけの楽しみ方ができるという仕組みが魅力的なオンラインゲーム、という設定が面白いです。

センス取得の自由度が比較的高いく、組み合わせによっては強力な相乗効果を生み出すことが出来るなど、リアルのオンラインゲームでも「あるある」と思えることが多くあり、読んでいても納得できるな感じます。

何より不遇なごみセンスを取得しまくったユンや仲間が、そのセンスの真価を見い出し誰にも知られていないまさにオンリーワンな使い方を発見していくところなどは、なるほど~と思ってしまいます。

色々なセンスが出てきて1巻時点で既にお腹いっぱいいっぱいではありますが、ユンが不遇と呼ばれるセンスにどんな価値を見い出し自分だけの楽しみを見つけるのか、読みながらも楽しみです。

出会い、そして、出会い!!

姉の静と妹の美羽、友人の巧が最初から出てきますが、それ以外にもゲームをやっていると出会いがあります。

最初に出会った生産色であるマギや、押しかけで出会ったクロードやリーリー。
タク(巧)のゲーム内フレンドのガンツ、ミニッツ、ケイ、マミ。
ミュウのパーティメンバーである、ルカート、コハク、リレイ、トウトビ、ヒノ。

誰もかれも(クロード以外)いい人ばかりで、こんな出会いが出来てゲームが出来たら楽しいだろうなと思わせてくれるストーリは良いと思います。

この流れでは、次巻当たりにはセイのパーティメンバーとか出てくるのかな??

またマギさんのセリフである「ゲームを一から十まで教わってどうだい?攻略本を見てやるのと変わらないじゃないか」に、「ゲーム楽しもう!」という古参プレイヤーならではの気持ちがあふれ出てきていてグッときますね。

効率を目指すのは悪くはないですが、それってただの作業になりがちです。
どんなに楽しめそうな素材があっても、ただ手を動かすだけじゃつまらない、自分で考えて失敗することも楽しいものです。

これはリアルの趣味や仕事にも当てはまる重要なことかなと思えますよね!
ユンは良い人と出会えたんだなと、読んでいてうれしい気持ちでした。

生産職バンザイ!!

事前知識のないユンだからこそ効率や強さの近道である定石をガン無視し、己の思った通りの遊び方で突き進むことが出来るところが本作品の魅力のひとつなのだと思います。
そういう意味でユンは生産職でもいい意味でやらかしています。

例えば謎のプルポ売り生産職の噂。
この噂話のおかげで生産職トップのうち2人と知り合うことができた(押しかけられた?)し、その後もマギを含めトップ生産職の3人と仲良くなりました。

またユンは発想も豊かで、上記のブルポも発見しましたし付加と呪加の組み合わせでトリオンリングを作ったりもしてしまいました。
定石に縛られない楽しみ方は時に強力な武器になることも本作では語られているような気がします。

オンラインゲーム初心者が、試行錯誤しながらもトップ生産職のβ版からの古参プレーヤーに認められるようになるなんて、オリジナルのセンスで自分だけの楽しみ方を極められるオンラインゲームなだけはありますね!

生産職バンザイ!!

個人的評価/感想

個人的評価

★★★★☆

・ユンの自由気ままさが良い!!

・マギさんいい人だね!!

・ちょっとセンスがお腹いっぱい。。

感想

オンラインゲームの中で自分の好きなように楽しむユンの物語は読んでいて楽しめます。

ユンの自由な発想により、今までになかったゲームの楽しみ方を開拓していくストーリーは、希望するしないに関わらずこのゲームの中で主役になれるんじゃないかという期待も抱かせます。

また出会う人々も(変態はいますが)優しい人たちですし、良い出会いができて今後も安心して読んでいられる、そんな作品になっていると思います。

若干センスがいっぱいいっぱい気味でまーぶるは読んでて頭に入ってこないのですが、オンラインゲーム(特に生産が)好きな人なら気に入ってもらえる作品なのではないかと思います。

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