ライトノベル

【ラノベ】公女殿下の家庭教師 第1巻 感想・評価

出典:七野りく(2018年)「公女殿下の家庭教師」
富士見ファンタジア文庫

まーぶるです。

今回は「公女殿下の家庭教師」第1巻の感想・評価です。

若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。

公女殿下の家庭教師 作品情報

原作

著者「七野りく」イラスト「cura」によるライトノベル。

公女殿下の家庭教師 第1巻 序盤あらすじ

※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
 間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)


王宮魔法士の試験に落ちたアレン。
故郷へ帰ろうとするがその資金もない。

そこで教授に紹介してもらった家庭教師をすることに。
教え子は王立学校入学を目指す、四大侯爵家のひとつの御令嬢ティナ。
対外的に武門とされているひとつハワード侯爵家で代々受け継がれてきた極致魔法を使いこなす・・・はずなのに魔法が使えない!?

しかし引き受けた以上家庭教師を続けていこうと話を聞いてみるが、ハワード侯爵から聞かされたのは、娘の王立学校入りを諦めさせてくれという斜め上の依頼だった!

もし本人が魔法を扱えるようになり王立学校入学の水準となった場合、入学を希望しているなら許可を、と侯爵に話し実際に実技を見るが・・・魔力の動きを感じ、魔法式も綺麗なのに魔法が全く発動しない・・・間違いはなさそうだし模範的とさえ言えるのに。

ハワード家に使えるメイド、エリーも生徒となり二人で王立魔法学校入学を目指してアレン先生の奮闘が始まります。

公女殿下の家庭教師 おすすめポイント!

おすすめポイント!

 ・ すごい魔法が使えるお嬢様!?

 ・ お嬢様と孫娘大好き、ウォーカー家!!

 ・ 苛烈な相棒!!

すごい魔法が使えるお嬢様!?

魔法陣の構築までできるのに、発動する前に魔力が崩壊してしまう謎の現象が起こるティナ。

もちろん魔法が使えないことには理由があるのですが、その理由がティナの中に眠る大魔法「氷鶴」が魔法の発動を邪魔していたというとんでもない理由のようです。

なぜ大魔法「氷鶴」がティナの魔法発動を邪魔をしていたかまだ理由は明確ではありませんが、ティナが感情を爆発させた際「ツイニワレ、鍵トアエリ」という言葉とともにティナが(魔力の暴走ですが)魔法が使えるようになったため、原因は大魔法「氷鶴」と考えられます。

それから大魔法「氷鶴」の「鍵トアエリ」との言葉通りアレンが鍵となりそうです。
なぜアレンが鍵となっているのか明確になっていませんが、理由は後々明かされるのではないかと思います。
ほかの大魔法も同じなのかな??

次に王立魔法学校入学のため、ハワード侯爵が招聘した「とある人(笑)」との最終試験でのこと。
とある人が発動した極致魔法である「氷雪狼」の発動式を覚えて、ぶっつけ本番で自分でも発動してしまうティナ、完全に天才型ですね。

結果的には「氷雪狼」の事態威力は、ハワード侯・・・とある人には敵いませんでしたが、もっと練習すれば立派な極致魔法が使えるようになりそう、楽しみです。

お嬢様と孫娘大好き、ウォーカー家!!

ハワード家に代々使えるウォーカー家。
その唯一の跡継ぎであるエリーをティナと一緒に王立魔法学校に入学できるよう、一緒に勉強をさせてあげようなんて。
たとえエリーがグラハムさんにお願いしていたとしても、主人であるハワード侯爵にに進言をするなんて、グラハムさんとってもエリーが好きなんですね。

と思っていましたよ、最初は。
「御嬢様に手を出すならば、まずは、私と主人を倒してからにしていただかなければっ!」。
アレンがエリーの祖母かつメイド長であるシェリーにお願いをと言った時の反応です。
御嬢様も好きすぎなのか、、、まぁ言葉だけならと思いました。

「エリーに手を出すのならば・・・まずは我等夫婦を倒してからにっ!」
エリーに話があると自室に招き入れられ、退室する際にグラハム、シェリー夫妻から言われた言葉。
アレン曰く「その愛、ちょっと重たいです」らしい。
しかもそのあと格闘戦になり、グラハム、シェリー夫妻は王都でも滅多にいない近接格闘戦闘の熟練者であることが判明。
いや、本当に孫好きすぎでしょう。。。あと近接格闘熟練者って何でしょう。グラハムは男なのでまだわかりますが、メイド長強すぎでしょう。

苛烈な相棒!!

アレンには王立魔法学校の同期であるリンスター侯爵家の長女で「剣姫」の異名をもつリディアがいます。

その性格は苛烈で、アレンに対して不満があると極致魔法である「火焔鳥」を飛ばしてくるか剣で切り付けてくるか、とても危険。

でもそんな行動も愛情の裏返しで、アレンのこと大好きすぎるあまりの束縛や独占欲からくる行動と思えばかわいくも思え・・・いや命の危機があるのでとても思えないです。

1巻ではアレンの回想と手紙のやり取り、最後の方に登場するくらいでしたがそれでもインパクトは絶大なリディア嬢。
今後のアレンに対する愛情表現に期待です。

個人的評価/感想

個人的評価

★★★★★

・王道のファンタジー!

・読みやすい文章!

感想

魔法が使えない少女を自分の導きで才能を開花させ、最終的には王立魔法学校入学を達成させるという、わかりやすい展開で読んでいて飽きませんでした。

ティナとエリーの主従なのにアレンを取り合う様子などラブコメ要素もありつつ、物語の主軸となる魔法を使って難題をクリアするなどファンタジー要素が魅力です。

あとは、少し出てきたリディアとの関係性が気になります。
まだ恋人という感じではない(アレン視点)ですが、リディアはそうは思っていなさそうだし、ティナやエリーとの関係も気になります。

1巻を見た限りメインヒロインはティナなのでしょうが、リディアも途中から参戦してくるでしょうし、次巻以降のアレンをめぐる争いも激化しそうで楽しみです。

あと忘れちゃいけない大魔法さん。
ティナは「氷鶴」さんを使いこなせるようになるんでしょうか。
というか、魔法なんでしょうかね?意思があるようですし。
そのあたりも徐々に見えてくるのでしょうか。

他にも王立魔法学校関係者、まだ出てきていない四大侯爵家の面々など人物も続々登場すると思われます。
次回はどんなストーリーが展開されるのでしょうか。
アレンが主人公なので王立魔法学校編とは違う話で展開されるのか、それともティナにくっついて王立魔法学校で色々やらかすのか、はたまたリディアと別のストーリーが始まるのか。
次巻も楽しみです!

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