ライトノベル

【ラノベ】異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 第1巻 感想・評価

出典:向日葵(2016年)
「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」第1巻
Mノベルス

まーぶるです。

今回は「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」第1巻の感想・評価です。

若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 作品情報

原作

著者「向日葵」イラスト「雀葵蘭」によるライトノベル。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 第1巻 序盤あらすじ

※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
 間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)


秋津みどりは二十七歳で過労死し、困っていたところ神様に声をかけられ転生を条件に何とかする約束を取り付ける。

その条件は、転生先の世界アスディロンで人間を滅ぼすかどうか決めてこいというものであった。
そうすれば死に方くらいは選ばせてくれるらしい。

断ろうと思っていたが、好きな能力を授けるからと、何が良いと聞かれ
「もふもふしたい!!可愛い動物たちと!!癒しプリーズ!」と心の底から叫ぶみどり。

「素敵な家族を選んでおいたから」との神様の言葉を聞き、そうして異世界に転生したのであった。

生まれた先は、アスディロンの一番大きなラーシア大陸にあるガシェ王国。
その血筋に連なるオスフェ公爵家の第三子として生を受けたみどりは、ネフェルティマ(愛称ネマ)と名付けられ生後10日で既にみどりとしての自我があった。

すくすく育ったネマは、3歳になるころ母親の仕事の都合で一緒に王宮へ行き、そこで聖獣であるラース、そしてラースの主である王子ヴィルヘルトと出会うことに。
迷子になった(と思われている)ネマを、父親の仕事場まで連れて行ったヴィルヘルトだが、そこは王様の執務室でもありネマは王様とも初対面を果たす。
期せずして王家の面々と顔を合わせることとなったネマであった。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 おすすめポイント!

おすすめポイント!

 ・ネマの望み!!

 ・登場する生き物たち!! 

 ・みどりの意地!!

ネマの望み!!

ネマの望みは、動物たちをもふもふすることです。

しかも神様に貰ったチート能力で様々な動物たちと意思疎通を図ることができ、相手の承諾が確認できれば触れ合うことができます。
動物と会話できたらいいなという願いを持つ人が見たら嫉妬に狂いそうになるほどの能力ですね。

そのおかげで聖獣の炎竜ソルとも会話ができ、さらには「大きくなり必要であれば汝を主と認めよう」とソルに言わしめ、竜玉(オーブ)まで貰うことに。
そういえば何で汝と認めるに至ったんだろう?
経緯がよく理解できていません・・・ 

そのほかにも厩舎に居る動物やモンスター、さらには野生のモンスターなどとも会話しホフゴブリンなんて見たことない種族に進化させて配下にまでしちゃうとは。
ネマ恐ろしい子!

登場する生き物たち!! 

神様からもらったチート能力のおかげで、様々な生き物と意思疎通を図ることが出来るため、本作品には多数の生き物が出てきます。

一番身近な生き物はディー。
ボルゾイ並みの大きさ、狼みたいにごつい白い犬。
ネマが転生し生まれた時からそばにずっといます。
まーぶるもグレートピレニーズ飼いたいと思った時期があったので、こんな動物飼えたら楽しいだろうなと考えてしまいます。

その次は聖獣ラース。
天虎と呼ばれており、ガシェ王国王子ヴィルヘルトを主としています。
通常主にしか懐かない聖獣がネマに懐いているところを見ると、ネマの能力は本当にチートでほかに並び立つものがいないのだということが分かります。
それにしても挿絵のラースめちゃでかいね。

最後は聖獣、炎竜ソル。
カーナの授業参観で間違えて(?)呼び出されたところを、被害が出る前にネマが会話し後に臨めば主と認めると言わしめたドラゴンです。
しかも竜玉(オーブ)を持っている限りいつでも意思疎通可能で、持ち主登録もできるというとてつもないアイテムです。
こんなアイテムをポンと貰えるネマ、やばい能力を再確認です。
ちなみにソルも挿絵でみるとラース以上のサイズ感が分かるね。

あとは王国の竜舎や馬舎など様々な生き物がいる場所へ訪れる(連れて行ってもらう)のですが、すべての生き物と仲良くなってしまい、あまつさえ飼育している側とされている側の話を聞き、問題点の改善までしてしまうネマでした。

みどりの意地!!

ネマに転生してから四年、4歳になって家庭教師が付けられることに。

この家庭教師アンリーは体罰上等、スパルタ方式の教育方針のためネマが大変なことに・・・なると思いきや、精神は大人であるみどりの人生経験があるため、売られた喧嘩は買うとガチンコ対決に。
確かにムカつく相手に逃げたら負けな気がするけど、体は4歳児だからそりゃぐったりするよ。

でもネマのママンも公爵夫人として相当肝が据わっています。
ネマが売られた喧嘩は買うと言ったら、「同じ舞台に立たないと話にならないわ。アンリーから盗めるものはすべて盗みなさい」って鼓舞しています。
娘を強く成長させるためとはわかっていますが、並みの精神力じゃ娘にいばらの道を進めさせることなんてできないですよね。

ママン恐ろしい人!

個人的評価/感想

個人的評価

★★☆☆☆

・動物に好かれる能力は素晴らしい!!

・ストーリーの目的がモフモフするだけ・・・?

・ネマのセリフが読みにくい・・・

感想

異世界転生もので授けられるチート能力が、人間以外の生物に好かれるようになるという変わった能力を貰った主人公(今のところ幼女)が、出会う動物、聖獣、モンスターと交流していく等設定は変わっていていいなお思います。

ただ目的が本当にモフモフするだけなのか、あまりストーリーに変化がなく、ただネマが成長していっているだけの話は物足りない感じです。

最後の方でようやく父親のお供でついていった先でプチ冒険となりますが、これもホフゴブリンと会話ができるおかげで緊張感もなく、やや拍子抜けの印象でした。

ネマはドキドキワクワクしていますが、読者はそこまで同じ目線に立てていないような気がします。

ネマが成長し行動範囲が広がって、もっと冒険に出かけられる話が出てくる可能性がある今後に期待です。


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