
まーぶるです。
今回は「なんくる姉さん」1巻の感想・評価です。
若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。
なんくる姉さん 作品情報
原作
原作「久米田 康治」作画「ヤス」によるマンガ。
なんくる姉さん 1巻 あらすじ
※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)
何をするにも人目が気になってしまう大学生、木西一茶。
あるとき彼は、スマホ画面バッキバキでもクールに決める彼女と出会う。
そんな彼女を追いかけ評価サイトで評価が低い食べ物屋さんい入ってしまうが、そこのカレーうどんがとても美味しい。
食べ終わって店を出た後、彼女が服の前面にカレー汁を豪快にハネさせていることに気づいた一茶だが、彼女が気にする様子もなく気づいてない可能性を考慮し勇気をもって声をかけてみるが、彼女から言われた一言。
「なんくるないさー」
そんな彼女を「なんくる姉さん」と呼ぶことした一茶は彼女の行動を観察していたが、妹の輝夜に目撃されてしまいストーカー呼ばわりされてしまう。
法的にはストーカーでないことを調べた一茶は輝夜に報告するが、彼女に「気にシーサー」と言われてしまい、その後「気にシーサーの悪夢」に取りつかれてしまう。
そんな悪夢を払えるのはなんくる姉さんだけだと確信した一茶は彼女を観察し続けることに。
しかしそんな時、彼ら兄弟が借りているアパートが取り壊されることとなり、紆余曲折を経てなんくる姉さんが管理人をしている、「なだそう荘」へ入居することになり、気にしすぎである一茶の新しい生活が始まるのだった。
なんくる姉さん おすすめポイント!
・ なんくる姉さんとは何者!?
・ なだそうそうの住人達!!
・ ネタのラッシュがすごい!!
なんくる姉さんとは何者!?

作品タイトルにもなっている、なんくる姉さん。
一体彼女は何者なんでしょうか。
1巻を読んだ限りではなだそう荘の管理人をしていると作中でありますが、きちんとした管理人というよりみんなに顔を知られているただの人のような感じがします。
裏では色々しているのかな、そんな風には全く思えませんけれど。
さらにはなんくる荘ないで流通している通貨、なんくるーぶる。
なんくる姉さんの顔が書いてあるような気がしますが、ほんとにただの管理人なのでしょうか。
行動が突飛なところがあり理解がなかなか追いつかないところもあるなんくる姉さんではあるけれど、言っていることは結構さっぱりしていて気持ちいいというか、真理をついている感じは好感が持てます。
今後、気にしすぎの一茶はなんくる姉さんとうまくやっていけるんでしょうかね??
なだそうそうの住人達!!

なんくる姉さん以外にも、なだそう荘には個性的すぎる住人が多く住んでいます。
な5号室に住んでいる 五神多英(いつかみたえ)は、いつかどこかで見たことのある作品を作っている芸術家。
オリジナル作品と胸を張り、素晴らしいだろ!と言い張る。
な10号室に住んでいるのは尾十井翔太郎(おといしょうたろう)。
ミスチルっぽいオリジナルソングをギターで奏でるのだが、1音だけ違う曲は聞いているとイライラしてしまい、輝夜も気持ち悪くなる程。
だ7号室には野庭夏(のにはなつ)一家。※「のにわ」ではなく「のには」
賞味期限を3日くらい過ぎたパンであれば平気で食べるし、人にも渡します。
・・・前述の2人よりはマシな気がします。
そのほかにも、なんくるな医者の直島先生や、なだそう荘付近に出没するイルマオモテヤマネコなど変な登場人物(獣物?)がでてきます。
総じて言えるのは、みなあまり細かい事を気にしないということ。
パクリをしている人たちは気にした方がいいと思うけど、芸術とは気にしてたらいい作品はできないってことでしょうかね?
ネタのラッシュがすごい!!

本作品、ネタのラッシュが激しいです。
一茶が気になる一つの出来事が発生すると、それをきっかけに様々なネタが引き込まれるストーリーになっていて、ちょっと理解が追いつかず2度見してしまう話もちらほらあります。
特に4話とか5話はネタの交通渋滞でカット割りもやけに細かく、夢の中の出来事もストーリーに織り交ぜられて、現実との境界もよくわからず今どっちの話が進んでいるのか?と読んでいて頭が疲れてしまいました。
一つ一つのネタが完全に理解できればもっと楽しいのでしょうが、まーぶるには理解ができないものもあり、その部分では読者を選んでしまって損しているのではないかと思います。
久米田康治作品が好きであれば楽しめるのではないでしょうか。
個人的評価/感想
★★☆☆☆
・なんくる姉さんかわいい。
・ネタが多い!
・読んでいて少し疲れる・・・
感想
気にしすぎな一茶と、なんくるないさーな性格のなんくる姉さんとの対比が面白い作品だと思います。
一茶が思っている常識が全く通じないなだそう荘。
そこでの彼の苦労っぷりを見ていると、細かいことは気にしない住人は凄いと思うと同時に、気にしないで過ごすことができるって素晴らしいことだなと感じます。
ストーリーとしては全体的にはネタが多く出てくる感覚も短いため、読んでいて若干疲れてしまいました。
また理解できないネタがいくつかあり、テンポよく読めなかった感がありました。
おすすめポイントでも書きましたが、若干読者を選んでしまっている作品かと思います。