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【マンガ】まったく最近の探偵ときたら 1巻 感想・評価

出典:五十嵐 正邦(2016年)「まったく最近の探偵ときたら」第01巻

まーぶるです。

今回は「まったく最近の探偵ときたら」1巻の感想・評価です。

若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。

まったく最近の探偵ときたら 作品情報

原作

著者「五十嵐 正邦」によるマンガ。

まったく最近の探偵ときたら 1巻 あらすじ

※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
 間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)


名雲桂一郎は業界で知らない物はいない名探偵。

高校生の頃から活躍し名声を欲しいままにしたのだが、今は事務所の家賃を払うのにも苦労するほど。
そんな彼のもとに一人の女子高生が訪ねてくる。

彼女の名は真白。
探偵志望で名雲の事務所にやってきたのだった。

しかし名雲は高校生のギャルに探偵が務まるかと拒否し、仕事に向かってしまう。

仕事ではターゲットに近づき観察したいが、ファンシーな店に入られてしまい躊躇してしまう。
そんな時、真白が現れ自然にお店に入れるようサポートをしてくれる。

その後、店の中でも食べさせっこをしたり、一緒に写真を撮ったり全力でサポートし、依頼人の依頼を完遂してしまう。

報酬として現金を要求する真白だが、そんな金はないと突っぱねる名雲。
現物でもいいと言い放ち、名雲のコートを奪い去る。

仕事の手ごたえを聞かれた真白は、なんと名雲の決め台詞を回答する。

このお話は、過去の栄光を持つ元有名探偵と、その助手に収まった女子高生の真白がおりなす物語。

まったく最近の探偵ときたら おすすめポイント!

おすすめポイント!

 ・ 真白の実力!!

 ・ 名雲、衰えすぎ!?

 ・ 名雲を尊敬する二人!!

真白の実力!!

まずおかしいのは真白の収納術。
槍やら火炎放射器やら、明らかに物理法則を無視した収納を実現しています。

出典:五十嵐 正邦(2016年)「まったく最近の探偵ときたら」第01話

胸元から標識とか・・・そもそも何のために標識持ち歩いてるんでしょ。
漫画なので無粋なツッコミは無しにしたいですが、気になりますよね。

次は身体能力。
名雲探偵事務所がある5階の窓をぶち破って飛び降り、収納術で持っていた大型のクッションを地面に投げつけ文字通りクッション代わりに使って着地するとか。
そもそも窓ガラスをぶち破るところから一般人には高難易度です。

それから、害虫駆除と称してヤクザの事務所を壊滅させるとか、所々回想に出てくる真白の師匠って何を教えていたんでしょうかね。
というよりそもそも何者?

名雲、衰えすぎ!?

名雲の実力が衰えた原因で、若さを失っただけとか言ってるけど、、、35歳?
まだ衰える年齢じゃない気もしますが・・・どちらかというと推理力以外がポンコツなだけなんではなかろうかと考えます。

出典:五十嵐 正邦(2016年)「まったく最近の探偵ときたら」第01話

インスタントカメラで証拠写真撮るとか、虫がダメとか、服は下半身隠せればいいとか、ポンコツ過ぎて衰えている(ようにみえる)のかな。

でもさすが元名探偵で、細かい知識や観察眼の鋭さは所々で垣間見えます。
頭脳の名雲、実行の真白って感じで話が進んでいくのでしょうかね。

名雲を尊敬する二人!!

出典:五十嵐 正邦(2016年)「まったく最近の探偵ときたら」第05話

元名探偵を尊敬する人物が二人出てきます。

ひとりは真白。
名雲の自称(?)助手で、主に現在の名雲が持っていない体力の部分を使って名雲をサポートしています。

もうひとりは翌檜ユウ。
高校生探偵として現在一番注目されている若手探偵。
1巻最終話に出てきて、真白と名雲の助手の座をかけて対決するという、ここだけ聞くとまともですが、謎があると追求せずにいられず、自分の世界に入りし失礼なことを考えたり、名雲の事務所をピッキングして入ってくるヤベー奴です。

それにしても過去の名雲の栄光ってすごいんですね。
たとえ現在落ちぶれているとしても、尊敬しているといってくれる人がいる名雲はちょっぴり羨ましかったり。

個人的評価/感想

個人的評価

★★★☆☆

・真白の顔芸が面白い!!

・推理モノではなく、ストーリーに現実感がない・・・

・真白の過去が気になる!!

感想

探偵が主人公のストーリーではありますが、推理メインではなく探偵とその周りの人たちのお話という側面が強いです。

もちろん推理をして犯人を探り当てることもやっていますが、コメディ要素が強く推理モノかと期待して見るとがっかりするかもしれません。

展開は1話完結でわかりやすく楽しいのですが、現実感がない設定が多いせいか感情移入はできず、あくまでフィクションのあり得ない世界観の作品と頭の隅に常にあるような作品になっています。
そのあたりが好き嫌いが分かれる作品ではと感じます。

名雲が名声を取り戻す日は来るのでしょうか・・・

コメント

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