
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」第2巻
カドカワBOOKS
まーぶるです。
今回は「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」第2巻の感想・評価です。
若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作品情報
原作
著者「夕蜜柑」イラスト「狐印」によるライトノベル。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 第2巻 序盤あらすじ
※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)
友人の理沙と始めたゲームソフト「New World Online」 。
第二回イベントが始まり、今回はサリーと二人で参加することに。
イベント開始早々、サリーの予想外の動きを連発しゴブリンキングを軽々倒すメイプル。
鬱蒼とした森の中でアンデッドモンスターに囲まれて慌てふためくサリー。
プレイヤーに出会い襲われるが、予想していたうえで反撃して撃破する二人。
色々な体験をしながら二人は雪山の山岳地帯頂上に到達する。
そこには祠があり前には転移魔方陣が。
ちょうど反対側からやってきた顔見知りのクロム達に先を譲ってあげるメイプル。
譲った後にどのように動くかサリーと相談するメイプルだが、1分もしないうちに転移魔方陣が再度輝き始める。
強力なボスがいてクロム達がやられたと踏んだ二人は、計画を立ててから転移魔方陣に乗ることに。
転移した先には強力な鳥型モンスター、通称「銀翼」がいたが、苦闘の末何とか倒すことに成功する。
その討伐報酬として手に入れたアイテムは上級素材と・・・モンスターの卵であった。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 おすすめポイント!
・ モンスター、卵から孵る!!
・ メイプルの戦い方、サリーの戦い方。
・ 新たな出会い!?
モンスター、卵から孵る!!
第二回イベントのボスモンスターの1匹「銀翼」を倒したことで手に入れたモンスターの卵。
運営はまさか銀翼が倒されると思っておらず慌てふためいていましたが、そんな慌てふためくくらいならそんなところに報酬としてモンスターの卵なんて置くなよ、って感想です。(*‘ω‘ *)
運営の話は横に置いて、メイプルが育てた卵からは亀(名前:シロップ)、サリーが育てた卵からは狐(名前:朧)が孵化しました。
まさにそれぞれのタイプに似た性能のモンスターが孵化しましたが、どちらかというと反対の性能のモンスターの方が利便性は高そうですね。
でも、反対の性能だとプレイヤーが強くなりすぎてしまうのかな?
メイプルならAGIが高いモンスターに運んでもらう、サリーならVITが高いモンスターに守ってもらうとかできちゃうか。
ともあれ運営が想定していなかったモンスターとの共闘ができてしまった二人は強いことこの上ないですね。
・・・他の方法で今後別のプレイヤーにもチャンスはあるんだよね??
メイプルの戦い方、サリーの戦い方。
まずはメイプルの戦い方。
こちらは非常にシンプルで、防御力に物を言わせて相手に突っ込み大盾でのアタックや毒竜の毒攻撃で相手を倒す、とても分かりやすい。
でもこの防御力が凶悪で、貫通攻撃じゃないとメイプルにほとんどダメージが与えられないし、瞑想で回復もできてしまうという、ほんとに「要塞」という呼ばれ方がぴったりなスタイルですね。
次はサリー。
こちらも説明はとても簡単で、当たらなければ死なないというAGIを高く設定した回避スタイル。
ただいうのは簡単でも実際にそのスタイルを維持するのは超絶難易度で、ゲーム内のステータスの他にサリー自身のプレイヤースキルがとんでもなく高いため実行可能なスタイルです。
この二人がタッグを組むと更に恐ろしいことに。
大盾攻撃や毒竜攻撃を持っているメイプルですが、が圧倒的な防御力で攻撃を受け、瞑想でHP回復をすることもできますし、その間守られているサリーがメイプルにヒールをかけてHPの維持を確実にすることもできる。
銀翼の攻撃ラッシュをしのいだ戦い方ですね。
これで守りは厚くなります。
さらに攻撃に関しては、サリーの機動力を活かしてメイプルがカバームーブをすることにより、VIT特化のメイプルでも移動が楽にでき相手に近づくことが容易になるとという利点があります。
この二人が組むととんでもない相乗効果を生み出しますね。
あとは攻撃役が入れば、攻守走(なんか野球の表現みたい)が揃う恐ろしいパーティができそうです。
今回であったカスミとか、その伏線なのかな。。
新たな出会い!?
今回のイベントでは2人の登場人物と新たに出会っています。
一人は第一回イベントで6位に入る実力者、カスミ。
最初はただのプレーヤーとしてPvPの対象であったけど、まさかのメイプルによる暴走(?)に巻き込まれ、地底ダンジョンに運命共同体(=誰か一人の死は、全員の死)というとんでもない状況に陥ることに。
そこでの死線をともに乗り越えたおかげでPvPを実施する気にならず、逆にフレンド登録するまでの仲になりました。
もう一人はカナデ。
サリーがイベントフィールドである海底と島を探索している時、泳げないメイプルが砂浜で待っていた時に仲良くなったプレイヤーで、メイプルと砂の城(サリーの身長の2倍!)を作ったりオセロをして遊んでいました。
って、イベント中にのんびりなことこの上ない、エンジョイ勢の二人ですかね。
(※注:メイプルは第一回イベント上位ランカーです。)
今後この二人がメイプルたちとどのような関係性になっていくのか楽しみです。
個人的評価/感想
★★★★★
・二人のパーティは強い!!
・運営さん、もうちょい頑張って!!
・新たな仲間の予感??
感想
今回はサリーとのイベント参加で(二人だけど)本格的なパーティでの戦いになりました。
防御特化で攻撃もできるメイプルと、素早さ重視で相手の懐に飛び込み一撃離脱を繰り返す二人の戦闘スタイルが見事にマッチしていることが分かった話でもありました。
さらには同じスタイルのモンスターであるシロップと朧を手に入れ、強くなっていくことが分かります。
巨大な亀に乗り空を飛んで毒の雨を降らすって、通常のプレイヤーとかモンスター対抗できるのでしょうかね。
さらには、カスミとカナデというプレイヤー二人が登場したことにより、今後の展開が若干読むことができそうです。
きっと同じパーティに入って第三回とか第四回のイベントに参加するんでしょうね。
ストーリーも大きなボス戦が2回もあってドキドキして読み進められた点はGOODでした。
最後に、NWO運営さんお疲れさまでした。(*- -)(*_ _)ペコリ