
まーぶるです。
今回は「冠さんの時計工房」第01巻の感想・評価です。
若干ネタバレ要素も含んでおりますが、ご了承ください。
冠さんの時計工房 作品情報
原作
著者「樋渡りん」によるマンガ。
冠さんの時計工房 第01巻 あらすじ
※本あらすじはまーぶるが作品を読んでまとめた内容です。
間違いや表現がおかしい場合でも厳しいツッコミは入れずに大目に見てね!(。-∀-)
街で時計店を営む冠綾子。
彼女の店「冠時計店」には常連さんや近所の方、好きな子にプレゼントをしたいなど様々な人がお店に訪れます。
綾子の仕事はただ単に時計を販売するだけではありません。
お店に来たお客さんと腕時計本体に合うベルトを一緒に考えたり、壊れてしまった時計の修理やメンテナンスを行ったり多岐にわたります。
またその時計の思い出話でお客様との絆を深めていきます。
師匠である一ノ倉瀬名から(仕方なく)引き継いだお店、冠時計店は時計を通じて今日も人との絆を紡いでいきます。
笑顔のたえない職場です。 おすすめポイント!
・ 冠綾子の腕前と性格がすごい!!
・ 時計内部の細かい描写!!
・ 日本の古き良き人間関係!!
冠綾子の腕前と性格がすごい!!
街の時計店の店主である綾子はとても若く凄腕の職人には見えませんが、師匠譲りのすごい技術を持ち合わせています。
一人でお店を切り盛りしながら、腕時計や掛け時計の修理、消耗品の作成やメンテナンスなど何でもこなしてしまいます。
修理の時はたまたまお店にいた知り合いの女子高生に、腕時計の詳しい解説をしながら修理をするなど高等テクニックも披露しています。

また性格がとても穏やかで物腰も柔らかく、お店には常連さんが訪れる、街を歩けば近所の人に野菜を貰うなど周囲の人と良好な関係を築きお店を経営しています。
こんな天使な性格のお姉さんがいるお店、一度訪れてみたいですね。
時計内部の細かい描写!!
時計店を舞台としたお話なので当然と言えば当然なのですが、時計の修理をする描写が出てきます。そこにでてくる時計の内部構造がとても細かく描かれています。

また掛け時計の振り子の仕組みや特徴や、単行本ならではですが話の間に時計の機構の話なども描かれており、時計の内部構造など普段気にしない人も思わず「なるほど~」と感心してしまうと思います。
話が進むにつれて、さらに詳しい時計の情報が出てくるかもしれませんね。
日本の古き良き人間関係!!
なんと言っても、周囲の人たちとの人間関係が素晴らしいです。
古き良きというか、隣人や常連さんとの距離がとても近く感じられます。

お隣の笹倉さんや甘味処(?)の牧田さんなど、お互いがお互いを尊重し平穏な日常を送れているんだなということがよく伝わってきます。
こんなところで仕事ができる冠さんはとても幸せなんじゃないでしょうか。
個人的評価/感想
★★★☆☆
・時計について詳しく描かれている!
・絵が綺麗。だけど綾子の仕事するときの髪型がちょっと似合わない。(子供っぽく見える)
・よく言えば日常系、悪く言えば少々淡泊なストーリー。
感想
日常を淡々と描く系のストーリーです。
冠時計店がある街の人たちとの古き良き関係は心和むものもありますし、冠時計店店主の綾子の腕前がすごい事も伝わってきます。
それから時計の機構の説明や丁寧で細かい書き方も丁寧に作品が作られていることが分かります。
ただストーリーは淡々と進んでいくだけで、読んでいて心躍るようなストーリーではないです。
日常系なので、心の安寧を求めて読んでいる方にはぴったりかもしれません。
今後は綾子の時計の師匠である瀬名が登場するのか、新たな人物がこの日常に組み込まれていくのか楽しみです。